Jorma & Lea Pihkala
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2017のクリスマス


 クリスマスおめでとうございます。

 私が自分の走るべき行程を走り尽くし、主イエスから受けた、神の恵みの福音をあかしする任務を果たし終えることができるなら、私のいのちは少しも惜しいとは思いません。皆さん。御国を宣べ伝えてあなたがたの中を巡回した私の顔を、あなたがたはもう二度と見ることがないことを、いま私は知っています。ですから、私はきょうここで、あなたがたに宣言します。私は、すべての人たちが受けるさばきについて責任がありません。私は、神のご計画の全体を、余すところなくあなたがたに知らせておいたからです。(使徒20:24-27)

 パウロは長年の伝道活動の総決算をエペソの長老たちに語った個所の中からの引用です。そのみ言葉に自分自身の伝道活動を考え合わせて、最後の手紙としての挨拶をお送りさせて頂きます。今年の2月一杯で日本伝道を引退して、これからの僅かな残り人生をフィンランド人の魂の救いに用いようとしています。家内は76才、私は73才になりました。1972年に初めて来日して、初めの17年間は徳島伝道で励んで、特に吉野川教会の開拓と阿南教会の会堂が出来た時期にみ言葉を述べ伝える事が出来ました。

  それから10年間日本との繋がりを持ちながらフィンランドの国内の巡回伝道で励みました。その時に家族は子供たちの大きな病気や事故を通って、子供たちは大人になってそれぞれの道に歩みだしました。1999年もう一度来日出来て、もう一つの17年間日本伝道で励むことが出来ました。先ず西宮教会とあお教会で、そして東福山教会の牧会に送られました。後で神戸ルーテル聖書学院で教えながら、HAT神戸教会の開拓に参加出来て、最後に短期的に淡路教会、東徳島教会と阿南教会で手伝う恵みに預かりました。

  それぞれの教会で多くの方々と出会って、日本人を愛するために来日したが、かえって多くの日本人に愛されて参りました。あちらこちらに出会った、愛する皆様の顔を覚えながら毎日のように皆様の事を主のみ前に覚えています。愛された事を心から感謝致します。

  日本に娘家族が宣教師として働いていますから、神様の御心なら、何時か又観光客として来日する機会があるかもしれませんが、殆どの皆様に会う機会がもうないと思いますから、遺言としてこの手紙をお送り致します。パウロと同じ気持ちです。私にとって最も大切な事は皆様の永遠の救いです。その為に神様のみ言葉である聖書のメッセージとして次の事を伝えたかったのです:

  • 私たち皆(日本人であれ、フィンランド人であれ)罪人で、神様の御前で多くの罪を犯してまいりました。神様の御声に耳を傾けず、自分勝手な生き方をしてきました。その為に各々その行いに応じて、死後主の裁きを受けなければなりません。自分の頑張りや努力で神様の御前できよく認められることはどうしても出来ません。



  • しかし、憐れみ深い父なる神様は私たちの絶望的な状態を見て、その恵みのゆえに、愛するひとり子のイエス・キリスト様をこの世に私たちを罪と永遠の滅びから救うために送って下さいました。イエス・キリスト様ははじめのクリスマスに聖霊によって生まれて、完全な愛の生き方を全うして、私たちの罪の罰を代わって十字架の上で経験して下さって、三日目に死人の中から蘇って、父なる神様の右に今座っておられます。そして、最後の日にその民の完成の為に再臨して、最後の裁きを執り行われて、救われた人々に永遠の御国の幸いを与えて下さいます。

  • この主イエス・キリスト様が備えて下さった救いに預かるために、一人一人が自分の罪を告白して、イエス・キリスト様から罪の赦しをもとめるべきです。遜って主の光の中に入る人々にイエス・キリスト様はすべての罪を赦して、洗礼を受ける人々に聖霊様を通して永遠の命を与えて下さいます。そして、主の再臨を待ちながらよい業に励んで歩む道が開かれます。

 この福音の為に皆様に接して来ましたし、この福音を受け入れるかどうかは皆様の責任であります。この福音をパウロは次の通りに纏めました(エペソ2章1-10節):

  あなたがたは自分の罪過と罪との中に死んでいた者であって、 そのころは、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。 私たちもみな、かつては不従順の子らの中にあって、自分の肉の欲の中に生き、肉と心の望むままを行ない、ほかの人たちと同じように、生まれながら御怒りを受けるべき子らでした。

 しかし、あわれみ豊かな神は、私たちを愛してくださったその大きな愛のゆえに、罪過の中に死んでいたこの私たちをキリストとともに生かし、――あなたがたが救われたのは、ただ恵みによるのです。―― キリスト・イエスにおいて、ともによみがえらせ、ともに天の所にすわらせてくださいました。 それは、あとに来る世々において、このすぐれて豊かな御恵みを、キリスト・イエスにおいて私たちに賜わる慈愛によって明らかにお示しになるためでした。 あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。 行ないによるのではありません。だれも誇ることのないためです。 私たちは神の作品であって、良い行ないをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行ないに歩むように、その良い行ないをもあらかじめ備えてくださったのです。

ハンナゴスペルとヨーロッパのキリスト者の集い

 宗教改革500周年記念行事として東福山教会のハンナゴスペルが11人体制で8月2日にフィンランドに来て、次の日に一緒にドイツのライプチヒでのヨーロッパ・キリスト者の集いに出かけて、J.S.バッハがトマス教会で行われた賛美礼拝はそのハイライトでした。フィンランドに戻ってコンサートツアーであちらこちらの教会やホールで素晴らしい演奏会を開くことが出来ました。ハンナゴスペルの皆様に心から感謝致します。 賛美の模様は次のリンクから見られます:

https://youtu.be/xByUwHjTkUM

 

 

Espoo Kotikirkkoの奉仕

今年もエスポー家庭教会のメンターとしての奉仕を続きました。毎月ヨハネの福音書についての説教シリーズを続行けて、又男の子たちのグループに教えたりしました。夏のキャンプでも奉仕しました。家内はCSの担当に加え合っていました。

巡回伝道

ミッションの地方団体や聖書学院や諸地方教会で聖書講座やセミナーをやりました。今年は特にヨハネの黙示録について関心が高まっています。キリスト教離れのヨーロッパで信仰を貫いている方々はイエス・キリスト様の再臨を待ち望む姿勢が強まっています。 もう一つのセミナー課題は新興宗教の広がりでした。キリスト教に背を向けた人々は無宗教や無神論だけではなく、多くのヨーロッパ人はヒンズ教的や仏教的な新興宗教に走っています。ヨーロッパのキリスト者にとってそれは新しい宣教課題です。

イスラム教徒の救い

 フィンランドで最近少なくとも2000人のイスラム教徒が主イエス・キリスト様を受け入れて、洗礼を受けています。特にイラン人やアフガニスタン人が多いです。ヨーロッパ全体でイスラム教徒の中のリバイバルが起こっています。ドイツでも救われた方々が多いです。内のミッションの聖書学院で今30人のアフガニスタン人キリスト者が学んでいます。しかし、クリスチャンになった方々はフィンランドでも他のイスラム教徒難民から色々嫌がらせを受けています。

フィンランドの100年誕生日

 フィンランドは1917年12月6日に独立宣言をして、国家として歩み出した事を大きくお祝いされています。特にフィンランドのミサと言うミュジカルは全国的に回って、大人気がありました。日本でも12月6日から10日まであちらこちらで演奏が行われます。6日(水)午後7時に滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールで行われます。

 

主イエス・キリスト様の降誕を心より喜び申し上げます。

主の恵みの2018年をお迎え下さい。

J. & L.  ピヒカラ