2022

クリスマスおめでとうございます。



見なさい。あなたは 身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。 その子は大いなる者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また神である主は、彼にその父ダビデの王位をお与えになります。彼はとこしえにヤコブの家を治 め、その支配に終わりはありません。」(ルカ1章31〜33節)

 み使いはマリアに、人々を罪から救うイエスを産むと告げました。 それからみ使いは、生まれた救い主がどのようになるか、イエスの支配がどのようになるかを説明しました。

 イエス・キリスト様は今、天の父なる 神の右座、つまりダビデの王座に座っておられます。み使いは、旧約聖書のダビデの王権がイエス様の来るべき主権の反映であることを示したので、ダビデが誰で、どのよ うな人物であったかを思い出す必要があります。 彼の王座と王国はどのようなものでしたか。ダビデは二段階で王になりました。まず預言者サムエルによって油注がれて王に任命されて、そして何年か後で公に王として認められました。

  ダビデは、エルサレムを征服し、ペリシテ人を打ち負かし、彼の民のために平和と繁栄を達成した、旧約聖書の偉大な勝利の王であっただけではありません。 その点でも、イエス様はまさしくダビデの子でおられます。なぜなら、十字架の苦しみ、死、そして天の御座への復活の道を歩むことによって、私たちの永遠の 住まいである新しいエルサレムを征服したからです。 そこから、イエス様はすべての人々の前で大きな栄光を持って地上に戻って来られます。 イエス様の犠牲的な死に基づいて罪が赦されたすべてのキリスト者は彼の最終的な統治を待っています。 それは私たちの希望と喜びに満ちた期待の対象です。


 しかし、ダビデが若い頃、羊飼いで あった時に神様の選びによって既に油そそがれた王であったことを思い出してください。 サウルは人々の目にはまだ支配者でしたが、ダビデは何年もの間本当の王でした。 神様はすでにサウルを拒絶しており、ダビデは正当な王でした。 だからこそ、その時点で彼の王権はどのように見られていたのでしょうか。

 ダビデはゴリアテに勝利し、神様はサ ウルの嫉妬と怒りからダビデを守もって下さいました。 それと同様に、荒野の誘惑の中で、イエス様はサタンに勝利し、ヘロデ王の嫉妬と殺戮の欲望から守られました。 ダビデの人生のこの段階については、次のように聖書に書かれています。
 「ダビデはそこを去って、アドラムの 洞穴に避難した。彼の兄弟たちや父の家の者はみな、これを聞いてダビデのところに下って来た。そして、困窮している者、負債のある者、不満のある者たちも みな、彼のところに集まって来たので、ダビデは彼らの長となった。約四百人の者が彼とともにいるようになった。」

 サウルが他の祭司を殺した後、残った 祭司エビアタルもダビデの所に逃げました。 ダビデは彼に言った:
「私と一緒にいなさい。恐れることはな い。私のいのちを狙う者は、あなたのいのちを狙う。しかし私と一緒にいれば、あなたは安全だ。」(サムエル記上 22:1-223

 ダビデは王だったので、臣民が彼の所 に集まった。 彼らは苦しんでいて、借金があり、憤慨している人々でした。 しかし、ダビデがちょうどそのような人々をを受け入れ、彼らに避難所を提供したのでした。 ダビデはこれらの人々を自分の最高の兵士と最も忠実な友人に作り変えました。彼らはダビデのために命を危険にさらす有志になりました。彼らに対するダビデ の支配は、愛情深い支配でした。 それは価値のないものを価値のあるものに変えました。 ダビデは「がらくた」から最も忠実な兵士を手に入れることができました。

 ダビデの子であるイエス・キリスト様 は、今もその王座から同じような支配を示しておられます。 今イエス様は、アドラムの洞窟から支配を示したダビデのように地上の人々を支配して下さいます。 イエス様も今、罪、死、サタンによって抑圧されている人々に避難所を提供しています。 その力は、ピラトが十字架に書いた「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」によって説明されています。天の父の右座に座っておられますが、この地上の支配は今、 いわばその木製の十字架の玉座から君臨しておられます。

 「万物を彼の足の下に置かれました。神は、万物を人の下に置かれたとき、彼に従わないものを何も残されませんでした。それな のに、今なお私たちは、すべてのものが人の下に置かれているのを見てはいません。ただ、御使いよりもわずかの間低くされた方、すなわちイエスのことは見て います。イエスは死の苦しみのゆえに、栄光と誉れの冠を受けられました。その死は、神の恵みによって、すべての人のために味わわれたものです。」(ヘブル2:8−9)

 今、イエス様は真理の言葉の力と十字架の愛で人間の心を動かして従わせておら れます。 彼は愛と恵みで彼らを内側から征服し、彼らが主の栄光のために命を捧げる準備ができている福音の兵士に成長するようにします。 それは今日の主の偉大さを示しています。 それは罪人を彼から遠ざけるのではなく、彼を救いへと引き寄せる偉大さです。

 イエス様はご自分の恵みの玉座からあ なたの心を変えることができ、また変えたいと願っておられます。 彼はあなたを苦しみから、あなたの罪の負債から、そしてあらゆる種類の苦痛から救い出すことができます。 彼はまた、死の恐怖からあなたを解放して下さいます。 だから聖書に書いてあります:

 「私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、折にかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではあり ませんか。」 (ヘブライ 4:16)


  ダビデの玉座は今や裁きの座ではなく、慈悲の座です。 だからこそ、あなたは今、祈って悔い改めてイエス様に頼ることができます。 彼は憐れみを持ってあなたを新しくして下さいます。 そうすると、イエス様はその王国の為に、あなたに相応しい使命を与えて、ご自分の栄光と人々へ恵みを伝える為に用いて下さいます。

 最後に、彼がすべての人の前でその栄光の玉座に座り、誰もその意志に逆らって立ち上がることができなくなる日が来るでしょう。その時に完全な正義の世界が始まります。その大いなる日を待ち望みましょう。天国のクリスマス宴会が救われた人に始まる素晴らしい日です。




Espoo Kotikirkko エスポー家庭教会

  エスポーの教会では、今でも毎月説教の仕事をしています。 今回はネヘミヤ書を取り上げます。 家内 は、月に1  回、日曜学校で教えています。 エスポーでの仕事では、アウトドアと市場の伝道を楽しんでいます。福音に対して心を開いている多くの人と出会います。特に諸国からフィンランドに移住した 人はネイティブのフィンランド人よりリーフレットなどを受け取る準備ができていることは明らかです。全体としてフィンランドでキリスト教に対する反感が 漂っています。

ミッションの働き

夏 から例会活動が活発になってきて、国内伝道が楽しく回って得います。 秋の間にミッションの聖書学院で宣教師課程で自然宗教と日本の宣教について教えました。 福音放送 の録音もいくつかありました。 子供伝道でドンキス・ビッグ・ナイトの活動(日本のMEBIGに似ています)は、小学1年生から6年生までで、村の小学校で行われています。 満足のいく数の子供たちと責任者が集まっています。



 趣味としてフィンランド語のウェブサイトに説教シリーズを書くことを楽しんでいます。 使徒言行録、フィリピの信徒への手紙、ヤコブの手紙とネヘミヤ記の説教が新たに収録されています。



家族ニュース

  皆様のお祈りのお陰で、秋ずっと年齢の割によい体調を保っていただいております。 子供たちと孫たちは、再び世界のさまざまな場所に広がり始めています。 子供のうち2 人は家族と一緒に来年日本に引っ越しします。もう1 人はすでに中国にいます。 同時に、成長している孫たちもゆっくりと家から独立して行きます。
 私たち自身の年齢に関係して、友人の多くが病気にかかっており、又この秋にも何人かの方々が主の元に召されて来ました。 ですから、イエス様の血によって贖われて、罪の赦しの中を毎日歩むようにして、天の御父の家に行く準備をする必要を強く感じます。


 
 あなたの友情を心から感謝致します。主の祝福をお祈りいたします。

主イエス・キリスト様のご降誕を心より喜び申し上げます。主の恵みの2022年をお迎え 下さい。

  J. & L. ピヒカラ


Jorma & Lea Pihkala
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12310 Ryttyla, Finland
メール:jormapihkala@gmail.com
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