Jorma & Lea Pihkala
J.&L. ピヒカラ
Punkankuja 6 as 4 12310 Ryttyla
Finland
メール:jorma.pihkala@sekl.fi   
HP: www.pihkala.net
電話 +358-9-3157 7122
    +358-40-5599 589
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2012年7月17日


暑中お見舞い申し上げます。

フィンランドへの帰国

 日本は梅雨明けの猛暑の中でいかがでしょうか。真夏の暑さと電気の節約の中でお過ごしでしょう。フィンランドは逆に例年よりも雨が多くて涼しい夏です。今日も昼の気温は16℃にしか上がらなかったのです。

 レアとシニッカは5月の終わりに、私が6月27日に帰国しました。はじめの来日から今年はちょうど40年になります。もし主が許すならば、来年の秋にもう一度短い日本での奉仕に戻りたい気持ちがありますが、今はフィンランドに落ち着く所です。

 HAT神戸キリスト教会の4年の奉仕を、また神戸ルーテル聖書学院の5年の働きを終えた際に皆様の暖かい送別のお言葉に心から感謝致します。

 フィンランドにいらっしゃる機会があったら、私たちの所にも是非おいで下さい。住所と連絡先は上記に書き記されています。もうすでに何人かの方々が訪れて下さって喜んでいます。

HAT神戸の教会

 今年の前半のHAT神戸教会は多くの出来事がありました。

  まず西日本福音ルーテル教会の総会で第4種教会として認められて、また吉田徳雄長老が誕生しました。

 教会のそれぞれの集会とグループに新しい方々が増えて、活発な活動が出来ました。HATキッズにも子供たちの数が安定して来ました。韓国語のグループも姜根培先生と梅田智恵先生のお陰で楽しく学んで来ました。英語リトミックにも多くの親子が与えられました。フィンランド語のグループの快適な交わりからこの夏に4人の方々がフィンランドを訪問して、家にもよって下さいました。

 東福山教会のハンナゴスペルとHATゴスペルの共同コンサート礼拝もとても楽しい思い出になりました。

 六甲愛ランド教会と共同の墓地も出来上がって、使うようになりました。

 また末っ子の家族、A.&K.サボネン先生たちが新しい牧師として私たちの後任者になりました。

 特に3人の新しい方々が主を信じて洗礼の恵みに預かった事はとても嬉しかったです。イースターに洗礼を受けた今中俊子姉妹のバプテスマの時の証をここで引用させて頂きます。

洗礼の証

  私をこの教会に導いてくれたのは、2年前ポストに入っていた姜先生の韓国語講座の一枚のチラシでした。

  その1年前にすでに教会はこの場所にありましたが、近くに住みながらもその存在には気付きませんでした。

 私は、もう5年前になりますが、心臓の血管が裂けて大きな手術を受けています。急な手術で、30分手術するのが遅かったら、おそらく命は無かっただろうと後で間きました。また、術後すぐに家族は、命は助かったもののおそらく後遺症が残り、半身マヒなどの可能性が高いと医師より告げられたそうです。

 でも幸いにも、大きな後遺症も無く普通の生活が送れるようになりました。

 救急車で病院に運ばれた時は、あまりにたくさんの偶然が重なり、九死に一生を得ましたが、その時神様が助けて下さった、人間よりも大きな上の存在である神様がいらっしやるのだろうと、漠然ですが思わずにはいられませんでした。

 でもそういう思いは持っていても、韓国語の授業の後でお聞きする神様の話は信じられずまた自分が罪ある人間だと言う事には実感がありませんでした。

  その後に、X'mas礼拝に参加したり、姜先生より聖書を頂いたりしているうちに、夫が教会の礼拝に興味を持ち、行って見たいと言った事がきっかけで、家族で社拝に参加するようになりました。昨年2月頃の事です。でも、その頃もまだ神様を完全に信じていたわけではありません。

 礼拝に参加する様になり、西村さんがご自分が読まれたたくさんのキリスト教に関する本を貸して下さったり、ピヒカラ先生からも色々とお借りして読み進めていくうちに藤井圭子さんの証が書かれた本を読んでいる時の事でした。

 初めに、パラパラとめくって読んだ時に、イエス様を信じた翌日に自分の心が変わっていたと言う箇所が目に留まりました。 私は、そんな事があるはずが無いと、その時にはそう思いました。ところが、最初から読んで行った時に、自分自身にも同じ事が起きました。

 私の心はまだまだ罪深く、毎日が悔い改めの日々ですが、それでも神様は私の心を少しづつ変えて行って下さっている事を感じています。ここ一年間、とても辛い事が多く何度神様助けて下さいと祈ったか知れません。

 未だ、息子の病も好転せず、何度も心が折れそうになりました。

 辛い中にあっても神様に祈り続けられる事、また私達親子の為に祈って下さっている方々の事を考えると、神様がこの教会に導いて下さった事は、私にとって大きなお恵めであると確信出来ます。

聖書学院

   教える事の好きな私に聖書学院の5年間はとても充実した、楽しい期間でした。主のみ言葉で変えられて、整えられて、いろいろの主のご奉仕に進んだ生徒たちの成長を目の前に見て、一緒に心を合わせて祈って、またその祈りの答えを与えて下さった主の恵みを感謝した日々は私の人生の宝です。

 今年も入学式と卒業式の感動があって、また聴講生が多く通っていた事を感謝しています。特に6月の終わりにおそらく初めてフィンランド語から日本語に翻訳された信仰書、マイリス・ヤナテュイネン先生のヨブ記の解説の本「主が取られた」の出版記念会は深い印象に残っています。是非お勧め致します。

 理解出来ない苦難の中にいるヨブはその苦しみをありのままに正直に神様に訴えて、その中に神様に義と認められた事を最後の最後まで握って、とうとう主の答えを与えられました。また神様はヨブの苦しみを用いて悪魔の嘘に勝利された事も示されました。旧約聖書の人物の中で主イエス・キリスト様の十字架の苦しみの意味を仄めかす分かり難くても深くても素晴らしい慰めを与える書簡です。M.ヤナテュイネン先生と私のヨブ記についての講義内容を次のHPから読む事が出来ます。

http://wjelc.sekl.fi/KLBI/MailisJanatuinenYobuki.pdf

http://wjelc.sekl.fi/KLBI/Job.pdf

 何時もお祈りの中に覚えて頂いて心から感謝致します。  

暑い中に主の豊かな御祝福を皆様の上に心からお祈り致します。

J. & L. ピヒカラ