Jorma & Lea Pihkala
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2018の受難週


 十字架と復活のイースターはおめでとうございます。

 あなたがたは罪によって、また肉の割礼がなくて死んだ者であったのに、神は、そのようなあなたがたを、キリストとともに生かしてくださいました。それは、私たちのすべての罪を赦し、いろいろな定めのために私たちに不利な、いや、私たちを責め立てている債務証書を無効にされたからです。神はこの証書を取りのけ、十字架に釘づけにされました。 神は、キリストにおいて、すべての支配と権威の武装を解除してさらしものとし、彼らを捕虜として凱旋の行列に加えられました。(コロサイ2:13-15)

 

 愛する兄弟姉妹、主の苦しみの豊かな実を見て下さい。私たちが死の前の闘いの中に冷たい汗で疲れないように、キリスト様は私たちの為に血の汗をかかれました。私たちが死の前の戦いで落胆しないように、キリスト様は死に対して戦いを挑みました。私たちが永遠の天国の命の喜びに預かるように、キリスト様は酷い苦難と悲しみを死まで忍びたかったのです。キリスト様は友情と親しみの印である接吻で裏切られる事を望まれました。その事でサタンが親しみを装って私たちの先祖を欺いた罪を無効にするためでした。私たちを罪の鎖と永遠の滅びの裁きから解放するために、キリスト様はユダヤ人に捕まえられて縛られる事を願われました。

 パラダイスの中に始まった罪を償うために、キリスト様はその苦しみの道が園から始まる事を願われました。私たちを天のみ使いたちの友にするために、キリスト様はゲッセマネの園でみ使いによって強められる事を願われました。その弟子たちもキリスト様を見捨てるのは、神様を恥ずかしく離れた私たちを親しくご自分に結びつくためです。

 悪魔が私たちを神様の律法で攻めることが出来ないために、キリスト様は議会の前で偽証人で責められました。私たちが天国で自由になるように、キリスト様は地上で裁かれました。神様の裁きの御座の前に引っ張られる時に私たちが黙らなくてもよいように、罪のないキリスト様は私たちの罪の為に黙っておられました。私たちが良心とサタンに刺さられることから解放するために、キリスト様はご自分の耳を叩かれる事を許されました。私たちが悪魔の苛めにあざ笑いで答えることが出来るように、キリスト様はあざ笑いを受けられました。目を神様に向ける事を防いで、私たちに滅びをもたらせる無知を作る目の負ういを取り除くために、キリスト様の顔は負われました。罪の為に失われた潔白の衣が私たちに戻されるように、キリスト様は服が脱がれて裸になる事を願われました。私たちの心が刺さられないように、キリスト様は茨の梁に刺される事を許されました。

 私達から永遠の処罰の重荷を取り除くために、キリスト様は思い十字架を運ばれました。私たちが永遠に神様と共に住む事が出来るように、キリスト様は神様に見捨てられた叫びをなさいました。私たちが神様の恵みの露を得るために、又私たちが永遠の渇きでしおれないように、キリスト様は十字架の上に渇かれました。私たちから滅びの火を取り除くためにキリスト様は父なる神様のみ怒りの火に焼かられる事を許して下さいました。キリスト様の裁きによって私たちは裁きから解放されます。有罪である私たちを無罪にするためにキリスト様は有罪にされました。

 私たちを悪魔のむち打ちから守るために、罪ある人々の手はキリスト様を叩きました。私たちを永遠の呻きから守るために、キリスト様は苦しみ悶えて叫ばれました。私たちの涙を脱ぐために、キリスト様は涙を流して下さいました。私たちが生きるためにキリスト様は死なれました。滅びの苦しみはキリスト様を刺し通したのは、私たちがそれを決して味わうことがないためです。私たちの高ぶりを癒す薬として、キリスト様は謙遜させられました。私たちが御国の冠りを得るために、キリスト様は茨の冠りを被らせられました。全ての人々に救いと幸いを得させるために、キリスト様はあらゆる方面から苦しみを受けられました。私たちが天の御国の栄光の光の中に生きるために、死はキリスト様の目の光を消しました。私たちが天国でみ使いたちの賛美の声を聴くために、キリスト様は嘲りと厚かましいあざ笑いを聞かなければならなかったのです。

 希望を失わないように。あなたの為に無限の善が被害になりましたが、同時に無限の支払いも払い済みになりました:あなたの罪の裁きはあなたが受けるべきだったのに、全世界のすべての罪の裁きを背負うって下さった神様の御子はもう既に裁かれました。あなたの罪は罰を要求しますが、神様はその御子においてその罪をもう既に罰せられました。あなたの罪の傷は深いのですが、キリスト様の血潮は癒す薬です。モーセの律法はそれを守らなかったあなたに呪いを要求しますが、キリスト様はもう既にあなたに代わって呪いとされました。天国であなたを裁く書き物をキリスト様はその血で消されました。

 憐み深いキリスト様、あなたの苦しみは私の逃げ場です。(J.ゲルハルドからの抜粋)

Espoo Kotikirkkoの奉仕

今年もEspoo Kotikirkkoでメンターとしての奉仕を続けています。もう既に2年間もヨハネの福音書についての説教シリーズを続けていますが、今は第10章までしか進んでいません。その中に救いの確信に於いて素晴らしいみ言葉があります。  

 わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。 わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、だれもわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません。わたしに彼らをお与えになった父は、すべてにまさって偉大です。だれもわたしの父の御手から彼らを奪い去ることはできません。(10:27-29)  

 今年の初めにリーダーシップセミナーや結婚セミナーが行われました。フィンランドは特に家庭崩壊でカウンセリングの必要性がキリスト者の中にも高まっています。フィンランドは最近世界一幸せな国と言うランキングを受けたようですが、実際家庭のトラブルで悩んでいる人が多いです。 最近かなり多くのクリスチャンが家庭的で、交わりの暖かいだけではなく、しっかりして聖書の教えを教える教会が求められています。感情的な礼拝より聖書の深みを理性的なレベルでも求められます。国教会よりも小さな、自由な教会があちらこちらで生まれています

国内伝道

 ミッション関係で家内と巡回伝道も続けています。又ミッションの聖書学院で教えています。最近聖書講座(黙示録、使徒の働き、ヨハネの手紙など)の他に弁証論的に新興宗教(西洋化されているヒンズ教と仏教など)についても講義をします。キリスト教離れのヨーロッパで無神論や無宗教より人々は組織されていない東洋の宗教に走りがちです。イスラム教が移民たちと広がっている中で宗教の役割が以前より強く意識されています。

日本伝道の50周年

 ミッションの本部で行われた女性集会で家内の指導で日本伝道が紹介されました。  フィンランドルーテル宣教会の日本での働きは今年50周年になります。その期間9つの開拓教会を始める事に貢献しました。その中に今年淡路教会と阿南教会は邦人の教職者の指導に移ります。

 今年はHAT神戸教会の開拓も10周年記念を迎えます。HAT教会と姫路東教会などで大きな奉仕をした姜根培先生が4月に帰国する事になって、ご一緒に主の為に働くことが出来た事を主に感謝致します。

目標に達した愛する方々

最近は私たちの為に45年間も祈ってきた姉妹が93才で天に召されました。Kaisa Pekkarinen様は使徒の働きのタビタの現在番で、目立たない方でしたがミシンであらゆる服を神様の国の働きの為に作って、海外までその奉仕を広めました。私が今着ているズボンは彼女から頂いたものです。

 阿南教会で岡久和子姉妹が天に召されました。その一日後で世界的に有名なB.グラハム博士が主の御許に昇天されました。彼は生前こう言われました:「私が死んだと言うニュースを聞いたら、絶対に信じてはいけません。その日に私は今より遥かに素晴らしい命に入っていますから。」同じ事は岡久姉妹にも言えます。岡久和子様は地上で主の忠実な僕でした。だから今主の喜びをフルで楽しんでいます。世界的な伝道者B.グラハム博士と岡久姉妹はとても似ているところがあります。両方は与えられた賜物を忠実に最後まで活かして下さいました。両方とも主のみ言葉である聖書を握って、祈りながら歩んできました。もう一つの共通の点は人々にイエス・キリスト様の愛を知って欲しくて愛の奉仕をしました。グラハム博士の畑は全世界でしたが、岡久姉妹の畑は阿南市の人々の救いでした。主の御前で両方はその忠実なご奉仕に報いを受けられるのです。岡久姉妹は物静かで、決して目立ちたがり屋ではなかったのです。しかしその中に不思議な強さを持ちました。阿南の人の救いの為に教会の土地と駐車場を捧げて、会堂が出来て又多くの方々を礼拝や他の活動に招いて下さいました。

嬉しいニュース

 東福山教会のハンナゴスペルと一緒に去年フィンランドにも来られた宇田佳代様はクリスマスに洗礼を受けた事を嬉しく思います。  

 

 また聖書学院で教えていた姉妹が長い戦いの後で救いの確信を頂いた事も主に感謝します。  

 阿南教会で会堂の大掛かりな修理が完成されて、宮崎茂先生が34年前に建てられた会堂が教会の為に豊かに用いられる状態になりました。アルト・フカリ先生に感謝します。

聖書の学びのための資料

 新約聖書を個人的に又は聖書研究会で学ぶためにほとんど毎節についての質問集を作っています。見て活かして頂いたら嬉しく思います。以下のHPからダウンロード出来ます。

http://www.pihkala.net/ManabinoshitsumonJP/IndexShitsumonJp.htm

主の復活の喜びがあなたとあなたの愛する方々の上に豊かにあります様に主にお祈り致します。

J. & L.  ピヒカラ