J. & L. ピヒカラ
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2014のクリスマス


 ご降誕おめでとうございます。

 御使いは、はいって来ると、マリヤに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」 29 しかし、マリヤはこのことばに、ひどくとまどって、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。30 すると御使いが言った。「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです。31 ご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。32 その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また、神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。33 彼はとこしえにヤコブの家を治め、その国は終わることがありません。」 ・・・ 38 マリヤは言った。「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」こうして御使いは彼女から去って行った。(ルカ1:28-33,38)

 クリスマスは喜びとお祝いの時期です。クリスマスと言う言葉自体は「キリストのミサ」、言い換えれば、キリストを礼拝して、褒め称える意味です。

イエス・キリスト様の誕生を羊飼いに知らせたみ使いは全世界の人々に大きな喜びを伝えたのです。それはすべての人のために救い主が生まれたからです。

イエスと言う名前は「神は救い」と言う意味ですが、その救いはただ困ったときの助けだけではありません。人間の最も根本的、自分でどうしようもないな問題に対して唯一の解決を提供するのは主イエス・キリスト様です。主は私たちの過去のすべての罪を取り除くために、十字架の道で赦しを備えられましたから、罪責から自由になって、父なる神様との交わりが快復して、主の愛が心に注がれます。

又将来に私たちを待っている死にも打ち勝って、私たちにも体の復活を与えて下さいます。又私たちに意味のある使命を与えて下さいます。

 マリヤは小さい時から神様のみ言葉(旧約聖書)に触れて、祈りの生活を過ごしたでしょう。又自分が神様の要求を満たすことが出来ない、罪深い存在であることもきっと分かって、悩んで来たでしょう。神様の存在とみ使いたちの存在を疑った事もなかったでしょう。それで、み使いが現れたら、それ自体でびっくりしたではありません。戸惑った理由は別でした。み使いはなぜ彼女に「おめでとう」と言ったかと言う事でした。しかしそれは神様が共におられる恵みでした。それは彼女の信仰によって神様は彼女を赦して、義と認めて、神様の子供として受け入れていたからです。それは神様の方から与えられた一方的な救いの恵みでした。

 実は、すべて主イエス・キリスト様を信じ受け入れた人々は同じように素晴らしい恵みを受けるのですから、本当におめでたい事です。

 しかし、み使いはマリヤにもう一つの恵みがあると告げました。それは使命の恵みでした。神様のみ子イエス・キリスト様を産む使命でした。宇宙をお作りになった神様ご自身がイエス・キリスト様として人間になられました。この使命はマリヤ以外に誰にも与えられていませんが、すべての人のために神様は使命を与えようとしておられます。

 神様と共におられる救いは素晴らしい恵みです。そして、神様に用いられる使命も恵みです。キリスト者は二つの恵みによって生かされている存在です。

 しかし、神様がそのような私たちの努力や行いや頑張りと全く関係のない恵みを与えようとなさる時には、私たちは選択にも攻められます。恵みを受け入れるか、それともそれを拒否するのかと言う選びです。

 マリヤは「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように」と答えました。それは信仰でした。神様のみ言葉が神様の御心のままに私たちの人生に受け入れることは信仰です。不信仰は拒否反応で、自分自身の力で、自分の思うままに人生を過ごす事です。

 もし私たちが主のみ言葉を謙遜に受け入れるなら、恐れる必要がありません。それは主ご自身が私たちの使命を恵みによって可能にして下さるからです。

 主のみ言葉を受け入れる本当のクリスマスをお祝いしようではありませんか。

 

秋の働き

  8月22日に5ヶ月のフィンランド滞在の後で徳島に東徳島福音ルーテル教会の協力宣教師として来日しました。同じ日に40年前に初めて徳島に来た時に県の教会の実態と伝道の必要性を紹介して下さった岡林先生に会いました。長年徳島伝道のために大いに貢献した先生はその一ヶ月後に主の下に召されましたが、あの短い感謝と祈りの一時は私にとって貴重な思い出になりました。主にあって召される方は幸いだと強く感じました。



 依然15年以上徳島に住んだから、とても気持ちよく、なれた道を運転しながら「故郷意識」を感じています。とても多くの愛する方々に会うことも出来て楽しい毎日です。


 東徳島教会で月に二回説教して、毎週聖書の学びや英語・フィンランド語の諸グループで奉仕させていただいています。東徳島教会のホームページが開きました。次のアドレスで開きます:   http://e-tokushima-elc.blogspot.jp

祈り会の模様

東徳島教会の岡崎牧師

 住まいは上八万町しらさぎ台のHerran Huone(主の家)の二階にあります。毎月第2日曜日の午後5時にHerran Huoneの集いで奉仕を致します。水曜日ごとに聖書の学びもあります。上八万町の人々にも福音が届くように願っています。以下にクリスマス料理教室の一コマ。

 月に一回ぐらい阿南教会に説教と英語の奉仕に行ける事も喜びです。以前奉仕をした教会で、懐かしい方々に会えるのは嬉しいです。その他に吉野川教会、淡路教会、小豆島教会に時々行かれる機会が与えられて、充実した毎日を送っています。

 神戸ルーテル聖書学院の授業を週に一回続けています。今回の課題はヘブル人への手紙です。又自然にフィンランド語の復習グループも生まれました。

 来年の4月にフィンランドからNorthern Colors & Marikaisaと言う聖書学の音楽部の若者と音楽のプロのMarikaisaが4月9日から26日までコンサート活動をする事になっていますから、徳島宣教協力会と一緒に準備をしている所です。詳しいことは次のHPから見られます:
http://wjelc.sekl.fi/northerncolors


過ぎ去った一年の間に、色々お世話になり、祈りの内に覚えて頂いて、交わりの場が与えられて心から感謝致します。

主イエス・キリスト様の降誕を心より喜び申し上げます。

主の恵みの2015年をお迎え下さい。

J. & L.  ピヒカラ