Jorma & Lea Pihkala
Punkankuja 6 as 4
12310 Ryttyla, Finland
メール:jormapihkala@gmail.com
HP: www.pihkala.net
電話 +358-45-1857 511   
Skype: jormapihkala

2015のクリスマス


 クリスマスおめでとうございます。

 わたしが来たのは、地に火を投げ込むためです。だから、その火が燃えていたらと、どんなに願っていることでしょう。 しかし、わたしには受けるバプテスマがあります。それが成し遂げられるまでは、どんなに苦しむことでしょう。(ルカ12:49-50)

 初めのクリスマスにお生まれになって、30歳で公の活動を始められたイエス・キリスト様は、ご自分が天の栄光の御国から人間として来られた理由を上に書いた通りに言い表しました。それは神様ご自身の聖霊様を注ぎ、最高のプレゼントとして、燃える火を救われる人々に与えるためでした。
その火は心を清めて、罪の赦しの確信を与えて、救われた人がいかに神様に愛されているのかを明確にする火です。「私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」(ローマ5:5)

 聖霊様に満たされて、救われた人は主イエス・キリスト様がいかに大きな愛と恵みをもって私たちを包んでおられるかを、天国の前触れとして、体験出来ます。なんとも言えない喜びに満たされるのです。そのように聖霊様によって主イエス・キリスト様の栄光を一回だけでも経験した人は、それを一生忘れる事がありません。

 主の愛の確かさを聖霊によって体験すると、イエス様の救いと恵みを他の人々にも伝える力が与えられます。それは確信による力です。主イエス・キリスト様はいつまでも共におられて、父なる神様のみ手は最後まで守って下さるからです。

 「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」(使徒1:8)

 聖霊をいただいた人に、主が聖書を通して語って下さいます。それぞれの人生の場面で、み言葉で導いて下さるのです。そして、その声を他の人にも聞かせる使命を与えて下さいます。

 しかし、この神様の命に預かる恵みの前提は、イエス様の十字架の苦しい道でした。イエス様が私たちの過去の罪、現在の罪、将来の罪の処罰を最後まで十字架の上で経験しなければなりませんでした。そこに神様の愛が明らかにされています。十字架の御業にとって、私たちに天国の喜び、イエス様に滅びの苦しみが与えられました。なんと恵みの交換でしょう。イエス様は私たちの代わりに罰を受け、私たちはイエス様の代わりに天国の栄光を受けます。

 十字架の死が終わって、三日目に墓から復活したイエス様は、今聖霊による永遠の命を与えて下さいます。それはすべて心を開く人々に与えようとしておられます。主を必要とする人に、自分の罪を認める人に、主の恵みの支配に自分を任せようとする人に与えられます。例外はありません。イエス様はこう招いておられます:「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」(マタイ11:28)

 このような恵みに預かるために何をしたらよいでしょうか。一つの具体例を見ましょう。
ヨハネは…イエスが歩いて行かれるのを見て、「見よ、神の小羊。」と言った。ふたりの弟子は、彼がそう言うのを聞いて、イエスについて行った。 イエスは振り向いて、彼らがついて来るのを見て、言われた。「あなたがたは何を求めているのですか。」彼らは言った。「先生。今どこにお泊まりですか。」 イエスは彼らに言われた。「来なさい。そうすればわかります。」そこで、彼らはついて行って、イエスの泊まっておられる所を知った。そして、その日彼らはイエスといっしょにいた。 (ヨハネ1:36-40)

 イエス・キリスト様はあなたの罪も取り除く救い主だと聞いたら、聖書を読みながら祈ってイエス様を求めて見なさい。そうするとあなたの事を完全に知っておられるイエス様は、あなたに向かって質問なさいます:「あなたは何を求めていますか。」あなたの心の最も深い求めは何ですか。正直に答えて下さい。二人弟子の答えの意味は「私たちを救う事が出来るあなたのところに留まりたいのです。」もし、あなたの願いも同じなら、主はご自分が、どのようなお方であるかをあなたに示して下さいます。そして主のみ声を聖書を通して聴きながら、罪赦されて聖霊の命に預かります。主イエス・キリスト様の御顔を仰ぎながら、喜びに満たされます。その時にあなたの心も、み使いたちの賛美と一緒に、主を褒めたたえるようになります:

「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」(ルカ2:14)

帰国後の日本人との交わり

 フィンランドに帰国するとぐミッションの大会があって、そしてエスポーの家庭教会の夏のキャンプでの奉仕が待っていました。7月29〜8月1日に32回目のヨーロッパ・キリスト者の集いに参加するためにチェコのプラハへ行きました。ヨーロッパの色々の国から230名の日本語教会の方々が集まりました。素敵な音楽と素晴らしいメッセージに預かりました。詳しい事は次のHPから見られます:

http://www.europetsudoi.net

  8月に神戸ルーテル神学校の正木校長と聖書学院の多久和院長ご夫妻に会う機会が与えられました。9月の初めに徳島から吉田教授ご夫妻と、ミッション本部に日本語の聖書講座の皆さんと、HAT神戸のフィンランド語のグループの様とに、それぞれ何回か教える機会が与えられました。

ミッション本部の聖書セミナーの皆さま

吉野川教会の新会堂

古い会堂

 私たちが41年前に開拓を始めた吉野川教会の新会堂が、11月6日に初めての礼拝で用いられた事をとても嬉しく思います。小さい教会の皆様の頑張りを高く評価致します。場所は教会がなかった上板町に移った事も神様の導きだと感謝します。

新しい会堂

41年前に藍住に教会がなかったのですが、今は他に二つの教会が残っています。吉野川教会の古い会堂が来年処分する事になって、ちょっぴり寂しい気持ちもあります。新会堂にまだ牧師館がないから、課題が残っていますから、祈って支えましょう。

11月6日の初めての礼拝

Espoo Kotikirkko(エスポー家庭教会)の奉仕

  ヘルシンキの隣の町Espooに週に二回家から通います。(80キロですが、高速道路で1時間で行けます。)礼拝には20人の大人と10人の子供が集まります。メンバーは若い夫婦や家族で構成されています。若々しい気持ちで、月に2回説教、聖書の学び、訓練生の指導、子供集会の奉仕をしています。面白い事には、この教会はバプテスト系なのにルーテル系の私を臨時牧会者に招いてくれました。聖書信仰をしっかり持って、改革派神学を持っていますから、私にも色々な面で学びになっています。家内はCSの奉仕に加わっています。この奉仕は来年の7月一杯までです。その後は主が許すなら日本の短期滞在を目指しています。

Espoo Kotikirkkoの集会の場所

過ぎ去った一年の間に、色々お世話になり、祈りの内に覚えて頂いて、交わりの場が与えられて心から感謝致します。

 

主イエス・キリスト様の降誕を心より喜び申し上げます。

主の恵みの2016年をお迎え下さい。

J. & L.  ピヒカラ