Jorma & Lea Pihkala
Punkankuja 6 as 4
12310 Ryttyla, Finland
メール:jormapihkala@gmail.com
HP: www.pihkala.net
電話 +358-45-1857 511   
Skype: jormapihkala

2018のクリスマス


 クリスマスおめでとうございます。

 そういうわけで、子たちがみな血と肉を持っているので、イエスもまた同じように、それらのものをお持ちになりました。それは、死の力を持つ者、すなわち、悪魔をご自分の死によって滅ぼし、死の恐怖によって一生涯奴隷としてつながれていた人々を解放するためでした。...したがって、神に関わる事柄について、あわれみ深い、忠実な大祭司となるために、イエスはすべての点で兄弟たちと同じようにならなければなりませんでした。それで民の罪の宥めがなされたのです。(ヘブル2:14,15,17)

 クリスマスの大きな奇跡はご降誕です。全世界と宇宙を創造された、全知全能の神様がその独り子でおられるイエス・キリスト様としてこの世の中に来られた事です。真の神様がその神性を失わないで、本物の人間になられた、人間の理性を超える素晴らしい出来事でした。私たちと同じ肉と血を持っておられましたが、正し罪はなかったのです。全ての支配者が母マリアから生まれて、馬小屋の飼い葉おけに寝かされました。そこに神様の謙遜と愛が現れました。

 イエス・キリスト様は明確な使命を果たすために世に来られました。それは神様の本当の姿を私たちに示すためでした。又人々を罪と死と暗闇の力から救うためでした。それは罪の為に神様から離れて、霊的に死んでいる私たちに神様との交わりを復帰させて、その愛の支配による自由を与えるためでした。又死の力に復活で打ち勝った事で、私たちに永遠の命と体の蘇りの希望とを与えるためでした。

 罪の為に盲目になった人々は神様を知っていません。神様はご自分の偉大さを自然界の創造で示しておられますし、私たちの悪い行いに対する良心の攻めの中で神様の清さを示しておられます。しかし、罪責感はかえって我らを恐れの中に陥れます。死後に神様の正しい裁きを直面しなければならないからです。しかし、イエス・キリスト様は神様が罪を犯した人に対しても恵み深くて、憐みの神様である事を示すために来られました。イエス・キリスト様は私たちの罪の処罰を私たちの身代わりとして十字架の上で受けて下さいました。ゴルガタの十字架の血と三日目の復活でイエス・キリスト様は私たちを神様と和解させて、我らを罪と悪魔の支配から自由へ贖って、神様の正しいみ怒りを宥めて、罪を赦す事で私たちに神様の義を与えて下さいました。救いは次の言葉で要約出来ます:

和解

 和解とは互いに合わない二つを継ぎ合わせる事です。罪深い人間と清い神様はそのままに合わせると人間は滅んでしまいます。真の人間であり、真の神様であるイエス・キリスト様は人間の罪の罰を背負うって、神様と人を継ぎ合わせるアダプターになられました。十字架の出来事のゆえに我らは神様を私たちを愛する父と呼ぶ事が出来ます。神様との和解によって人と人との本当の和解も可能になります。人間同士が先ず自分の罪を神様の前で認めて赦して頂いて、初めて互いの和解も成り立ちます。

贖い

 贖い金は奴隷を自由に買う時に払うお金です。悪魔は人間を罪の奴隷にします。又罪は神様の御前にも大きな負い目、借金です。イエス・キリスト様は十字架の上で完全な贖いの支払いをなさいました。自分でどうしても払いきれない贖いをイエス様は完全に一括払いで済ませて下さいました。神様の方からも、暗闇の方からも要求はありません。

宥め

 人に対する罪も最終的に神様の清い御心を犯しますから、神様に対する不敬罪で、神様のみ怒りを起こします。その怒りをイエス・キリスト様は十字架の上で受けて、神様を宥めて下さいました。

 イエス・キリスト様は人間として30年間完全な罪のない、清い生き方で父なる神様のみ心を満たして下さいました。完全な義の生き方で、父なる神様に認められました。そして罪がないにも関わらず十字架で私たちの罪を代わって払って下さいました。神様は「幸せの交換」でイエス・キリスト様の生き方を私たちに認めて、褒美として天国へ行ける資格を与えて下さいます。私たちの罪をイエス・キリスト様に認めて、それを十字架で滅びの裁きで罰しられました。神様はイエス・キリスト様の義を私たちにプレゼントします。何という恵みでしょう。

罪の赦し

 もし私たちは神様のみ前で、自分の罪を告白して、イエス・キリスト様が十字架上でちょうど私たちの罪の為に死なれた事を認めたら、すべての罪(過去、現在、将来)はイエス・キリスト様の十字架の贖いのゆえに赦されます。イエス・キリスト様が備えて下さった完全な救いに預かります。神様の子供にされて、天国の世継になり、神様のいのちにその聖霊様に預かります。新しい命が始まります。その時に初めのクリスマスの目的は私たちの内に実現します。その時の大いにお祝うべきです。神様の無限の恵みのゆえに神様を賛美し、神様に栄光を帰する時です。このようなクリスマスをあなたとあなたの愛する方々に願って止みません。

ソウル近郊のハレルヤ教会

Espoo Kotikirkkoの奉仕

 今年もエスポー家庭教会のメンターとしての奉仕を続きました。来年からそれを降りて、ゲストスピーカとして一か月で一回の説教奉仕を続けます。3年を続いたヨハネの福音書についての説教シリーズで14章の終わりまでやってまいりました。教会の一つの喜びは今年の赤ちゃんブームでした。赤ちゃんの泣き声は教会の最高の音楽です。

Kotikirkkoのテレビ礼拝がクリスマスまでフィンランド放送協会のHPから見られます:  https://areena.yle.fi/1-4256393

夏のキャンプ2018

 ヨーロッパキリスト者の集い2018

 今年の夏にも集いに参加しました。場所はスコットランドの古い首都Edinburghの大学キャンパスでした。Kotikirkkoの夏のキャンプと集いのテーマは同じでした。キリスト者の変化と成長でした。主の十字架の福音によって救われたキリスト者の新しい、清い、愛の行いを伴う生き方は自分の頑張りや努力で出来るものではなく、神様の聖霊様の働きです。又その目的は父なる神様の栄光を表す事です。集いの様子を次のリンクから見られます:  https://www.europetsudoi.net/第35回-edinburgh特別サイト/

日本と韓国への旅

 11月に家内と一緒に3週間の日本の旅に韓国経由で出かけました。行く途中で韓国で先生ご夫妻に会いました。10年前にHAT神戸教会の開拓を始めた時に先生ご夫妻、吉田徳雄・真紀子ご夫妻とU.ペンドリン先生と一緒にチームを組んで、日韓フィンと言う国際的な伝道の楽しさを味わう事が出来ました。姜先生ご夫妻は11年の日本伝道の後で帰国しています。

 韓国流の素晴らしい御もてなしに預かって、素敵な三日を過ごしました。ソウルの観光の他にハレルヤ教会の素晴らしい礼拝に参加できた事は凄く印象深かったです。教会に1万人ぐらいのメンバーがいて、日曜日に4回の礼拝があります。会堂は凄い大きくて、礼拝堂の他に食堂、図書館、運動ホールなどあらゆる設備があります。韓国語礼拝の他に中国語、英語、日本語、ロシア語礼拝もあります。私は日本語礼拝のメッセージをするように頼まれました。その内容は次のリンクから読めます:

http://www.pihkala.net/Message/1Kor18&1-8Fukuinnnochikara.pdf

 帰り道でソウルのインチェオン大学の日本語の教授であるチョ先生に会いました。先生にヨーロッパの集いで出会って一緒に日本の伝道の為に祈って来ました。先生は韓国から日本へ派遣される宣教師の日本語教育に力を入れて来られました。素晴らしい交わりの一時を過ごさせて頂きました。

愛する皆様に会う恵み

 日本で主に娘一家パルムたちと一緒に泊めてもらいました。孫たちの成長を見るのはとても嬉しかったです。

 ベ ニャミン、朝子、レア、ヘレン、アイミ

 日本の旅に二つの目的がありました。先ず愛する方々に会う事でした。特に最近主の元に召された岡久和子様と芝川恵子様のご遺族を訪れる事は大切でした。2週間の内にかなり多くの愛する方々に会うチャンスが与えられましたが、時間の制限でまだまだ会いたかった多くの方々に会えなかった事は心残りです。会う度ごとにヨハネの福音書の13:36-14:7の話をしました。それは私たちの信仰がイエス様を3回も否定したペテロのように崩れても、イエス・キリスト様は私たちを備えられた天の御国に迎える事が出来ますから、人生をイエス様に任せて、主とともにいのちの道を目的の地まで歩みましょう。日本へ私たちがもう行けなくても必ず天の御国で会いましょうと。

阿 南教会の夜の学び会11月14日に

阿南教会の学び会11月15日に

 HAT神戸教会と西宮南教会の礼拝で説教があって、又遠い所から来られて方々に会う恵みに預かりました。阿南教会の二つの聖書研究会でも、淡路教会の聖書ディスカッションや横浜の山本さんの家庭集会で多くの方々に会いました。

 11月23日に阪神地区の秋の研修会で多くの先生方と信徒の方々に会いました。同じ日に関西日本・フィンランド協会のフィンランドの独立記念日お祝いでフィンランドの大使と並んで短い「本当の自由」についての話を集まった大勢の前に披露する機会も与えられました。

横浜の山本さんとの家庭集会

淡 路教会の聖書ディスカッション

阿 南から来られた森さんと横浜から来られた中山さんはHAT神戸教会で11月28日

堀 内えり子さんは40年間寝たっきりで痛みの中にいても多くの方々のカウンセリングと執り成しの祈りの奉仕をなさっています。

1 1月25日の西宮礼拝の後

フィンランドルーテル宣教会(FLM)の日本伝道の50周年記念会

 来日のもう一つの目的はFLMの日本伝道の50周年記念式典でした。働きは1968年の12月に始まりました。初めの宣教師たちはユーチライネン家族でした。1975年までFLMは今のFLOMのように日本でノルウェールーテル伝道会(NLM)を通して西日本福音ルーテル教会と協力して開拓伝道に励みました。1975年から独立した宗教法人になって、徳島県と滋賀県を中心として1989年まで働きました。そしてFLMと西日本福音ルーテル教会の間に契約が結ばれて、西日本教会と一緒に働きだしました。それは今もよい協力関係の中で行われます。50年の間に45名のフィンランドから派遣された宣教師が長期的に働きました。その他にフィンランド学校の19名の教師と短期の方々が17名働きました。FLMは7つの教会開拓を始めました。

A .パルム宣教師とM.ヌンメラ宣教師は司会をしました。

 私は記念会で過去について話しました。西日本教会の議長である永田先生は現在の状況を説明して、特に青年伝道の必要性を強調なさいました。FLMの総主事M.トユオビネン先生は将来について困難な中にあっても続けなければならない福音宣教の大切さを強調しました。福音は神様の力で、日本人もその力で救われなければなりません。

 式典と交わり会に130名の方々が出席して、各方面の挨拶が続きました。フィンランドから12名の来客が見えて、その中にOmenapuu(リンゴの木)と言う賛美グループもありました。東徳島教会の田山さんたちも素晴らしい音楽を披露しました。

1 1月25日の50周年記念式典の出席者

国内伝道と翻訳

 Espoo Kotikirkko の働きの他に今はゆっくりしたペースでミッションの地方団体や聖書学院や諸地方教会で奉仕をしています。その他に「イスルイン物語 予言された王 I&II」と言う小説のフィンランド語訳に取り組んでいます。是非読んで頂きたいのです:   http://www.jeshurun.net をご覧ください。

 主の憐みによって私(74)も家内(77)も年の割に元気で、子供たちも、孫たちもそれぞれ落ち着いています。

主イエス・キリスト様のご降誕を心より喜び申し上げます。主の恵みの2019年をお迎え下さい。

  J. & L. ピヒカラ