Jorma & Lea Pihkala
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Finland
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2015年6月20日


帰国のメッセージと挨拶

 「ある金持ちの畑が豊作であった。そこで彼は、心の中でこう言いながら考えた。『どうしよう。作物をたくわえておく場所がない。』そして言った。『こうしよう。あの倉を取りこわして、もっと大きいのを建て、穀物や財産はみなそこにしまっておこう。そして、自分のたましいにこう言おう。「たましいよ。これから先何年分もいっぱい物がためられた。さあ、安心して、食べて、飲んで、楽しめ。」』 しかし神は彼に言われた。『愚か者。おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。そうしたら、おまえが用意した物は、いったいだれのものになるのか。』自分のためにたくわえても、神の前に富まない者はこのとおりです。」 (ルカ12:16・21)

将来の計画

  人間には基本的に三つの問題があります。それらは過去と現在と将来に関するものです。過去の罪(犯した悪、怠った事、その結果人間関係と神様との関係が閉ざされているなど)、現在に変わる必要(もっと幸せに生きる)、将来の不安(人生の意味、死、死後)です。

これらの三つの問題に対して人間には解決の方法がありません。自分の過去をやり直すことも出来ないし、自分自身を幸福にするすべもないし、死を避ける道もありません。
幸いに主イエス様にはそれぞれに答えがあります。過去の罪の罰を私たちの代わりに十字架の上で受けて下さいました。自分の本当の姿を認め助けを求める人を完全に赦して、聖霊様(神様の命)を与えて下さいます。復活によって死に打ち勝った主として将来の希望を与えて下さいます。



上記のイエス様のたとえ話の金持ちの愚かさは現代の人間のおろかさでもあります。それは新しい倉庫を作る事ではありません。それは常識です。しかし、その倉庫が一杯になった時に彼は自分の将来の計画をたてます。その中に彼は二つ全く愚かな間違いをします。

先ず将来に確実に起こる死を計算に入れませんでした。死はいつ来るか分からない事もみんなが知っている事実です。しかし、現代の人間は自分が何時か死ぬと知りながら、自分の死を信じないのです。「他の人々は可愛そうに死にますが、私はまだまだです。」若い人は50年先、中年は40年先、年よりは10年先と自分に聞かせています。とにかく今日はまだ大丈夫です。知ることと信じることはいかに違いますか、この現代人の態度で分かります。信じるなら、今日死んでもよいと準備をすべきですが、それを先延ばしにしたいます。

死を今日迎えるなら、どう準備したらよいかと聞かれると、それは神様の永遠のみ国へ行ける条件を満たすことです。それは主イエス様に罪を赦して頂いて、今日の一日を永遠のみ国のために、愛の実を結ぶものとして歩むことです。主が復活したから、地上の人生は永遠の短い準備期間で、毎日の愛の奉仕は天国で富として蓄えられます。主の聖霊様が結ぶ愛を持って人を永遠のみ国に導く使命も死の大切な準備の一つです。

金持ちのもう一つの愚かさも現代の人間と同じです。それは人生は物や楽しみで、楽をすると幸せになると言う勘違いです。よい事で楽しむ事自体は悪い事ではありません。しかし、それで人間の心の深い、永遠の愛に対する飢え渇きは満たされません。

『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。』(マタイ4:4) 私たちをお創りになった父なる神様の交わりを経験しない限り、人間には本物の幸せがやってきません。神様との出会いはそのみ言葉によって今日も可能です。話すことの出来る人間を創られた神様は私たちに聖書であるみ言葉を通して愛を伝えます。その中に本当の将来が開かれます。

 

帰国の際に

  フィンランドに帰る前に将来の事を色々考えているところです。1972年から始まった私たちの日本伝道は40年前の吉野川教会の開拓から、阿南教会へ、そして10年のフィンランド巡回殿堂の後、西宮、あお、東福山、聖書学院、HAT神戸、淡路、東徳島経由で今に至りました。多くの愛する方々に会えて、祈りで支えられて参りました。日本人を愛する積りでいましたが、結果として凄く日本の兄弟姉妹達に愛されて来ました。心が感謝で一杯です。これからフィンランド経由でみ国に行く事を期待していますが、神様の御心なら又日本にもよりたいのです。

 キリストの教会の2000年の歴史の中に、43年はとても短くて、奉仕も微々たるものでした。色々心残りもありますが、私たちの個人的な働きが未完成で終わっても、神様の計画は進んで、主の再臨までの完成が私たちを待っています。

これから

 帰国して一年間はヘルシンキの近くのEspoon Kotikirkko と言う開拓教会で臨時牧会者として働くようになりました。若い家族を中心とする群れの牧師はアメリカに一時帰国になったからです。

 9月3日~11日に行われるフィンランド・セミナー・ツアーでヤナツイネン先生と一緒にFLM本部の聖書学院で日本語の15時間の講座で教える事になりました。詳しい事は次のHPから見て下さい。
http://wjelc.sekl.fi/KLBI/FonrandoTabi2015.pdf

2015年前半のハイライ

今年前半のハイライトはNorthern Colors & Mari-Kaisa の来日ツアーでした。19のコンサートで1000人の方々に福音を音楽と証を通して伝える事が大きな感謝です。


 牧師交代が行われた東徳島教会で悲しみにも喜びにも預かることができました。淡路教会での聖会、日和佐や鳴戸の家庭集会、Herran Huone 集い、阿南教会の奉仕、聖書学院のヘブライ人への手紙とガラテヤ人への手紙の学びでとても恵まれました。

長年の祈りを心から感謝致します。主の豊かな御祝福を皆様の上に心からお祈り致します。

 

J. & L. ピヒカラ