Jorma & Lea Pihkala
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2022の 夏


   暑中お見舞い申し上げます。

 神の国とは、食べたり飲んだりすることではなく、義と平 和と聖霊による喜びです(ローマ14:17)。
神の国は、アベコベの国です。神様が人の心を支配するとき、人が素晴らしく大切だと思 うものはすべてひっくり返されるのです。神の国中で一番偉いのは、子供のような者で、仕える人です。人が誇りと思うものは、すべてゴミであり、虚栄の中の 虚栄である。

 神の国の王は、すべての人の心の中に来て住むこ とを望んでおられるイエス・キリスト様です。父なる神様と共に宇宙、地球、生命、そしてすべての人々を創造されたイエス様は、人間としてこの地上に来られ ました。彼は、自分の弟子たちの前にひざまずいて、彼らの足を洗ったほどです。敵をも愛しなければならないと言う事を教えるために、イエス様は裏切者のユ ダの足も洗いました。イエス様は、すべての人から恥かすまれて、あざけられて、十字架に釘付けにされるほど、低くなられました。奴隷の姿になって、人の代 わりに罪の罰を受けたのです。また、復活によって、ご自分の王国に入ってご自分に支配されるすべての人々のために、死の力を打ち勝ったのです。

 イエス様の支配に身をゆだねる者は、内住の聖霊 によって、主イエス・キリストご自身から来る義と平和と喜びを受けるのです。義とは、悪事に対して正しい処罰を受けることです。イエスがその者の代わりに 罰を受け、完全に赦されたのです。そのため罪ある者は罪のない義人として認められます。死後、彼に裁きはないのです。したがって、彼が恐れることはなく、 神との平和と心の平安があるのです。その者は、自分の人生にイエスが存在することで、いつも喜ぶことができるのです。彼の喜びは、その目に映るイエス様が 大きくなり、彼自身が小さくなることです。解放の王に支配されることは、彼にとって大きな喜びです。

 神の国には狭い門からしか入ることができませ ん。その狭さは、何か良いことや特別なことに挑戦しなければならないということではありません。その狭さは、人間が自分のプライドと悪の真実を受け入れな ければならないことにあります。事実を認めることは、私たち生来の自己欺瞞者、自己顕示欲の強い人間にとっては、とても難しいことなのです。私たちの高ぶ りは、真実を見ることの恥ずかしさに同意したくはないでしょう。だから、多くの人が、簡単そうに見えて、破滅につながる自己欺瞞の道を進みたがるのです。

 私たちはただ、神の光に照らされた自分自身の真 実を受け入れることを求められているのです。自分の罪を自分で償う努力も、宗教的な頑張りもなく、ただ真理に服従するのみです。真実のレベルまで降りてこ そ、アベコベの神の国に入ることができるのです。狭き門で、イエスは「わたしは善人を救うためではなく、悪人を救うために来たのだ」と断言する。「私は仕 えられるために来たのではなく、仕えるために、そして多くの人のために身代金として私の命を捧げるために来たのです。」 頭を下げて、イエス様に支配をお願いすれば、この世と逆さまの世界、素晴らしい国に入ることができるのです。扉はあなたのために開かれています。イエス は、真理と愛の王国へ、あなたを招待しています。


エスポー家庭教会のサマーキャンプ

 上に書いたような事柄が中心となって、今年の夏、エスポー家庭教会のサマーキャンプが約 60人のグループで行われて。キャンプでは、新約聖書の4つの福音書とその特徴について調べました。それぞれの福音書の一貫した教えは、神様の御国に入る 狭い門は自分の心のプライドを捨てて、真理にへりくだる事です。自分自身の王国を築き上げる傲慢を捨てるのは痛いものですが、そこにこそ本当の自由が与え られます。

ヨーロッパのキリスト者の集い

 三年ぶりに、家内、娘のパルム朝子とその夫ラウリと4人で、南ドイツで行われたヨーロッ パのキリスト者の集いに参加することができました。キリスト教の美しいカンファレンス・センターに約160名の参加者が集まりました。昔からの友人と再会 し、また新しい友人と知り合うことができたのは嬉しいことでした。テーマは「キリスト者の自由」。真の自由とは、この世でいうところの自由、つまり自分の 欲望を無制限に満たす自由ではありません。真の自由とは、キリストの奴隷状態です。罪の処罰と罪の奴隷状態から解放された者は、自分の栄光を求めることな く、イエス様と他の人々を真に愛することができるのです。それは、人に仕える自由です。

 優れたメッセージと賛美の他に証し会もありました。それぞれの証し人は主の御業を語りました。大きな困難の中にあっても、主が彼らの人生に働きかけ、そ の力を発揮されたことを多く聞くことができ、喜びを感じました。主が生きておられる実感が湧きあがりました。


ミッションの大会

   フィンランドでコロナ制限が解除されて、三年ぶりに、ミッションの本部の聖書学院の傍で大きなテントで、とても暖かい時期に大会をを祝うことができまし た。7千人が集まりました。栄光の御国を目指して、何十年も共に歩んできた友人と久々に顔を合わせることができ、喜びを感じました。テーマは「家はここで も天国でも」でした。私たちの家は、イエス様とその家族がいるところです。私たちには、イエス様が用意してくださった父なる神様のいる家が待っているので す。日本からは、神戸ルーテル神学校校長の石崎先生と奥様とその息子さんがメッセージの奉仕に来られました。

人生の歩み

 私たちの夏には、二人の孫の堅信礼、兄の80歳の誕生日パーティー、親愛なる友人マルヤッタ・リサネンの葬儀、そしてコロナで葬儀に集まれなかったた め、二人のお方の追悼式がありました。1960年代初頭からの友人でとりなしの人アルヴォ・アラヴァさんと、日本宣教師の友のピルッコ・ヴァルカマーさん を偲びました。

 美しい夏の中、私たちの子供たちや14人の孫たちとの出会いも楽しみの一つでした。後者のうち1人は現在軍隊に徴兵としています。1人は音楽院で、1人 は大学で勉強しており、その他はすべて学校に通っています。そのうちの一人が来年卒業する見通しです。長女は夏の初めに夫と共に香港に引っ越しました。他 の子どもと孫は比較的近くに住んでいます。

 あなたの友情、励まし、愛を心から感謝致します。

 

 暑い中で皆様のご 健康が保たれるように主にお祈り致します。


皆様の祈りに支えられています。主に感謝します。

  J. & L. ピヒカラ