2023の 夏



   暑  中 お 見 舞 い 申 し 上 げ ま す 。

しかし私にとって神のみそばにいることが幸せです。私は神である主を私の避け所としあなたのすべてのみわざを語り告げます。 (詩篇 73:28)

  今日の人間の大きな不幸のひとつは、人生の目的を幸福の追求に置いていることです。快 楽の追求、性欲、達成感、宗教的体験の追求、あるいは薬物を手段として選ぶことが多いでしょう。現実には、幸福はどのような手段によっても達成することは できず、瞬間的に幸福と感じられるものは現実に耐えうるものではありません。幸福とは、生ける神様を知り、神様に信頼して、神様の御心の道を歩むことの副 産物なのだからです。

 長年ゲームの世界に生き、部屋に引きこもってい た、現在は日本の教会で伝道師をしている私の友人は、「疎外された人々を支援する活動センターで何をやっても、自分の本当の問題である "生きる意味とは何か?"に答えが与えられなかった」と言いました。結局、彼はキリスト教会に答えを探すことにし、それを見つけました。実際、彼の問は "人生の意味とは誰なのか?"へと変化して来ました。その答えは、イエス・キリスト様において人となられた、世界と宇宙の偉大で素晴らしい創造主でありま した。イエス様は、罪と悪のために迷い、死を恐れ、その事実を拒絶しながら暗闇の中にあり、希望もなく、永遠の裁きに向かう人々を探し求めるために来られ ました。イエス様は人々を神様の交わりに回復させ、失われたものを探し出し救うために来られました。

 「イエス様のみ名を呼び求める者は誰でも救われ ます」と聖書は約束します。そうするとその人は罪が赦されるのです。なぜなら、イエス様はカルバリの十字架上で死なれることによって、私たちの罰と裁きを 完全に担ってくださったからです。イエス様は私たちの罪を贖って下さいました。自分の間違った道と神様に背を向けて歩んだことを告白し、イエス様のもとに 来るすべての人に、赦しと新しい命が与えられます。イエス様のもとに来る者は神様の子どもとなり、永遠のいのち、神ご自身のいのちを心に受けます。イエス 様は肉体の復活によって死の力に打ち勝たれたからです。イエス様は、ご自分の偉大な栄光のうちに地上に戻って来られるとき、信じた者を新しい天の復活の体 に蘇らせて下さいます。イエス様はすべての生者と死者を裁かれるため再臨なさいますが、罪赦された信者は何も恐れることはありません。
 
 今、信仰者の人生の大きな内容 は、神様の栄光のために感謝の生活を送り、天地創造における神様の偉大な御業とイエスが準備して下さった救いを他の人々に伝えることです。神様の御心に 従って生き、神様の恵みを他の人々に伝えることで、信仰者はつい、自分自身が幸せであることに気づきます。その理由は、天のお父様がいつでも彼の側におら れるからです。神ご自身が彼の幸せなのです。そのような幸せな永遠の人生へと、今日、あなたは招かれています。

  イエス様への道は、イエス様が与えて下さった聖書の約束に信頼を置くすべての人に開かれています。自分の方から何か準備かこれからする約束は一切要りませ ん。ありのままでイエス様の元に来て下さい。「主よ、私を救って下さい。赦して下さい。私を受け取って下さい」と祈れば十分です。


移 動の夏

コ ロナ規制が解除されて以来、フィンランドと他国との往来が活発になっています。この夏に日本やカナダからの訪問者がありました。日本からは、5月に神戸聖 書学院の元生徒に会い、夏至祭前に40年ぶりに以前の日曜学校の生徒にも会いました。カナダからは、レアの兄マルッティとその親戚の3人を出迎えました。

ロ シヤのインケリ教会で長く働いていた兄イストの80歳の誕生日、一人の孫の堅信礼と信仰告白、そしてもう一人の高校卒業を祝いました。

  長女とその夫は短い夏休みを利用して上海から来ました。

  次男はその家族全員を東京に移すために東京からやってきました。その子どもたちは東京にあるクリスチャンアカデミージャパンで学校に通い始め、新しい文化 に適応するための勉強を初めています。

 パ ルム朝子・ラウリ夫妻は、西日本福音ルーテル教会の北鈴蘭台教会での宣教活動を続けるため、娘の一人を連れて神戸に戻りました。他の二人の子供はフィンラ ンドに残って大学で勉強中です。

  私は末っ子の婿さんとその息子を連れてヨーロッパキリスト者の集いにドイツへ行ってきました。

エ スポー家庭教会


  毎年恒例のエスポー家庭教会のサマーキャンプが、今回は他の2教会と共に行われた。参加者は約100名で、その半数は子どもたちでした。キャンプでは、 ジョン・バニヤンの有名な本に従って、クリスチャンの歩みを学びました。私の担当は、年齢別に信者の歩みを紹介することでした。


 首都圏の典型的な教会で、新しい人々が礼拝に参 加することが多く、その一方で、常連の信徒が引っ越したり、別の教会に移ったりすることもあります。ですから、忠実な兄弟姉妹が互いに、また新しく来た人 たちに奉仕するために集まっているのを見るのは、いつも大きな喜びです。この夏、教会の2人のメンバーの結婚式を迎える喜びも味わいました。 私はテサロ ニケ人への手紙に関する新しい説教シリーズを始めました。トンミ・マティカ牧師の夏休みのため、説教はいつもより多くなりました。

ミッションの大会



この夏のミッション大会には、過去最高の12,000人がミッション本部に集まりまし た。テーマは "私を遣わして下さい”でした。という事で、大宣教命令がさまざまな観点からアプローチされたのです。聖書のレッスンでは、律法と恵みも大きく取り上げら れました。フィンランド全土から集まった多くの友人たちと再会し、鋭くタイムリーな説教を聞くことができたのは喜びだったのです。子どもたちや若者たち、 若い家族連れが大勢参加していたのを見聞きできたのは、特別な喜びだったのです。多くの宣教師たちの中で、パルムファミリーは再び祝福を受けました。派遣 宣教師を代表して朝子が、主がいかに罪深い人をご自身の内に取り込み、まだ福音を聞いていない人々に福音を宣べ伝えるために遣わされたかについて、短いな がらも感動的な話をしてくれました。

ヨー ロッパ・キリスト者の集い


 8月の初 め、ヨーロッパの日本語を話す教会の合同夏季大会がドイツで開かれました。この集いのテーマも大宣教命令でした。日本ほど人々がお互いを恐れている国民は ないと言われています。だからこそ、日本人は常に相手に合わせようとするし、又空気を読みます。このことは、逆に言えば、自分の考えを相手に合わせない雰 囲気の中で表現することが非常に難しいことを意味します。イエス様を証しし、神様の言葉を宣べ伝えることは特にそうであります。そのため、信者は徹底的な 聖書の教えや小グループでの経験の分かち合いを通して証しをすることが奨励されました。身近な人々や同僚に証しをすることは特に難しいことが多いが、特に 重要なことです。

  今回のヨーロッパ・キリスト者の集いには、いつものプログラムに加えて、船越宣教師による「ウクライナ宣教教報告」がありました。戦争中のオデッサ市で は、日本人宣教師の船越夫妻が大規模な支援活動を始めており、人々の心が福音に開かれる様子も見られました。その他に野口和子さんによる「(欧州諸教会を 立ち上げた)阿部哲伝道者」についての特別公演、そして横山大輔・和子夫妻のミニゴスペルコンサートがありました。 笑いと涙に溢れ、和解と希望に満ちた素晴らしい集会でした。

 今回の集いに全体の211名の中に20名ぐらいの子供と同じぐらいの中高生が集まって、将来の希望に湧いた気持ちが目立ちました。主のみ言葉を伝える幻 が大人にも子供にもよく伝わりました。多くの証しによって励まされました。


10月の来日の予定

 私は一人で次男の家族と朝子の家族を訪問して、以前奉仕していた諸教会の皆さんに会うために10月一杯来日する事になって います。是非出来るだけ多くの皆様にお目にかかりたいのです。次の日程と場所でお会い出来たら幸いです:

10月1日(日)午前10:00 英語の礼拝 クリスチャンアカデミーインジャパン     
               〒203-0013 東京都東久留米市新川町1丁目2-14

10月5日(木)午後1:30  授業 神戸ルーテル聖書学院 TEL: 078-221-3601

〒651-0052 神戸市中央区中島通2-2-11

       10月8日(日)午前10:30 礼拝 HAT神戸福音ルーテル教会 TEL: 090-9119-0112

〒657-0855 神戸市灘区摩耶海岸通2-3-13-103

10月12日(木)午後1:30 授業 神戸ルーテル聖書学院 TEL: 078-221-3601

〒651-0052 神戸市中央区中島通2-2-11

      10月15日(日)午前10:30 礼拝 北鈴蘭台福音ルーテル教会 TEL: 078-591-3766

〒651-1143 兵庫県神戸市北区若葉台2-1-20

10月19日(木)午後1:30 授業 神戸ルーテル聖書学院 TEL: 078-221-3601

〒651-0052 神戸市中央区中島通2-2-11

10月21日(土)時間未定  吉野川福音ルーテル教会 TEL: 088-679-8545     

〒771-1343 徳島県板野郡上板町椎本字椎ノ宮267-2

              10月22日(日)午前10:15 礼拝 阿南ルーテル・キリスト教会 TEL: 0884-23-1672

〒774-0012 阿南市七見町中浜田 39-8

10月26日(木)午後1:30 授業 神戸ルーテル聖書学院 TEL: 078-221-3601

〒651-0052 神戸市中央区中島通2-2-11

   10月29日(日)午後3:00 礼拝 東福山福音ルーテル教会 TEL: 084-947-6602

〒721-0913 広島県福山市幕山台8-13-1


 
私たちが受けた友情、支援、執り成し、励ましに心から感謝します! あなたは私たちにとって重要です!


主 の豊かな祝福をあなたの上にありますようにお祈り致します

  J. & L. ピヒカラ

Jorma & Lea Pihkala
Punkankuja 6 as 4
12310 Ryttyla, Finland
メール:jormapihkala@gmail.com
HP: www.pihkala.net
電話 +358-45-1857 511   
Skype: jormapihkala