イエス様の地上での働きの間、キリストを信じる信仰とは、人々がみもとにやって来て
助けを求めることを意味しました。イエス様はある人には癒しを、ある人には罪の赦しを、ある人には悪霊の束縛からの解放を、ある人には悲しみの中の慰めを
与えて下さいました。今日もイエス様への信仰とは、同じことを意味します。それは、祈りを通してイエス様のもとに行き、自分の状態を良き御手に委ねること
です。一方、不信仰とは、イエス様のもとに行く必要がないと考えることです。イエス様は罪人、つまりイエス様の助けと救いが必要だと自覚している人だけを
救うために来られました。しかし、救いの必要性を自覚している多くの人は、「このような私は、イエス様のもとに行くことができるのでしょうか」と尋ねま
す。有名な著者、ジョン・バニヤンは次のように書いています:
『イエス・キリストのもとに来る者は、キリ
ストが自分を受け入れてくださらないのではないかと、しばしば恐れています。...
もし私たちに「追い出されることを恐れる」傾向がなかったら、キリストは
「決して」という偉大で驚くべき表現で私たちの恐れを拒絶する必要はなかったでしょう。
神様の英知は、未来の罪人たちの異論をすべ
て打ち砕くことを意図したかのようでした。…というのも、この「決して」という表現は、すべての反論の切るからです。主イエス様は、不信仰と混同している
信仰を助けるために、まさにこの表現を入れたのです。自分が無価値性だと思って反論はできないのです。
「しか
し私は大罪人だ」とあなたは言います。
「わたしは決して追い出したりはしません」とキリストは言われます。
「しかし私は年老いた罪人だ」とあなたは言います。
「わたしは決して追い出したりはしません」とキリストは言われます。
「しかし私は心の固い罪人だ」とあなたは言います。
「わたしは決して追い出したりはしません」とキリストは言われます。
「しかし私は背教の罪人だ」とあなたは言います。
「わたしは決して追い出したりはしません」とキリストは言われます。
「しかし私は生涯サタンに仕えてきた」とあなたは言います。
「わたしは決して追い出したりはしません」とキリストは言われます。
「しかし私は光に対して罪を犯した」とあなたは言います。
「わたしは決して追い出したりはしません」とキリストは言われます。
「しかし私は恵みに対して罪を犯した」とあなたは言います。
「わたしは決して追い出したりはしません」とキリストは言われます。
「しかし私には与える良いものが何もない」、とあなたは言います。
「わたしは決して追い出したりはしません」とキリストは言われます。』
この約束は、すべての異論に答えています。
イエス様は、救いを切望するす
べての罪人を引き寄せる心を持っておられます。イエス様は、あなたが助けを求めて呼びかけるとき、憐れみ、恵み、優しさの思いを持っておられます。イエス
様は十字架であなたの為にいのちを捧げたほどにあなたを愛しておられます。だからこそ聖書は私たちに勧めるのです:
「私たちの大祭司(イエス様)は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯しませんでしたが、すべての点において、私たちと同じように試みに
あわれたのです。ですから私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、折にかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありません
か。」 (ヘブル4:15-16)。
イースターから夏へ
私は病院の検査中に深刻な感染症にかかり、イースターを病院で過ごさなければならなくなりました。回復に丸2カ月、
体力回復にさらに1カ月かかかりました。夏には夏風邪にもかかり、1カ月間咳が止まらなかったのです。今年で80歳になりますが、体力の衰えを感じます。
同時に、親しい友人が病気になったり、主に召されたりするのを見送らなければなりませんでした。仲間の宣教師カイヤ・オルコネン様の葬儀に参列できたのは
家内だけでしたが、児童伝道をライフワークとしたレーナ・ランピネン様は一緒に見送ることができました。主は日々問いかけられます:
「準備ができていますか?」イエス様の恵みによって、安心して主のみもとに行く日を待つことができるのです。
レーナ・ランピネンさん 2001
伝
道活動
エスポー家庭教会では、毎月説教者として奉仕する
ことができました。7月には「テサロニケ人への手紙」の説教シリーズを終えました。それはエスポー教会の最後のメッセージにもなりました。というのは、東
ヘルシンキの新しい教会開拓に移るからです。東ヘルシンキは人口の約40%が移民であり、ノンクリスチャンが多いことが課題です。エスポー教会から10人
強がこの新しい開拓伝道に移ることになります。初めの礼拝は8月25日(日)午後3時30分から、ITISショッピングセンターの隣のStoa文化セン
ターで行われます。
今年も3つの教会の共通のサマーキャンプが開催さ
れました。参加者は100人を超え、その半分は子どもたちでした。テーマはクリスチャン生活のさまざまな分野において主の証し人として生きる事でした。私
は、「苦しむ魂のケア」についてのセミナーの担当でした。
FLM
関係
ミッション関係では、巡回伝道を続け、御言葉を宣べ伝え、聖書学院で教えてきました。この夏のハイライトのひとつはミッションの大会でした。メッセージ
は最初から最後まですばらしく、過去最高の参加者数
12500人を記録しました。
日本とのコンタクト
夏には、荒木さん一家五名が2週間にわたってフィンランドに来まし
た。彼らの双子の娘さんたち(7歳)と息子さん(9歳)は、私たちの日本の「孫」です。私たちは、奥様が主への道を求めているころから24年来の友人で
す。ご夫妻の結婚式の司式者をさせて頂きました。今回はフィンランド南部を巡り、友人たちのもてなしを楽しみ、子供たちとともにイエス様のカルバリーへの
旅と勝利への復活を学びました。
家
族のニュース
この夏、私たちは日本に住む孫を含め、すべて14人の孫に
会う機会が与えられました。次男の家族は1年間の日本滞在を終え、6月末にフィンランドに戻りました。最近次男の長女の堅信礼を盛大に祝いました。
パルム
家の一番上の子供はアールト大学の理学学士号を得て、コンピューターサイエンスの修士課程に進みました。パルム家の末娘は一時帰国して、堅信礼キャンプな
どでグループリーダーを務め、又日本の両親のもとに戻ました。
もう一人の孫もミッションの別の堅信礼キャンプで奉仕をしました。
ラッペーンランタでビジネ
スを学んでいる孫は、ミッションの聖書学院のサマー過程で2ヶ月を過ごし、証しをする信者として成長しました。私たちの夏はとても恵まれて忙しかったので
す。